藤井隆という男。

Youtubeペタペタの回。

隆と言えば五十嵐だけど、藤井の隆もすごい。

すごい好き。

その昔、Matthew's Best Hit TVなる音楽バラエティ番組（和田唱のお母様である平野レミが今と変わらぬ基地外じみたテンションでレミパンを紹介していたシーンが鮮明に焼き付いている）があり、Matthew南として活躍した隆。

番組の中では陽気なイギリス人を演じていた彼だけど、どうにもにじみ出る生真面目さに、素はとても暗くて闇のある人なんだろうなと何となく思っていた。

「ナンダカンダ」には反応しなかった私だけど（「ナンダカンダ」も今聞くととても良い曲）、これはやばかった。

「わたしの青い空」。なんだこの曲は！と衝撃を受けた。

カイリー・ミノーグ風の曲を、と堀込兄にオーダーしたらしい。

そう、堀込兄作詞作曲なんですよ。たまらないですよ。

＜卒業　誕生日　迎えるたび君の値打ち下がるなんて　馬鹿だな＞のフレーズに、「兄っ！！メッ！！」ってなる、毎回。

この曲はセルフカバーもされていて、全く別の曲になってる。イントロが長くてiTunesで視聴してもなんのこっちゃ分からないので、とりあえず買えば良いと思う。

兄の曲というと、他にも「未確認飛行体」「代官山エレジー」なんかもあります。こっちはもっとキリンジ節な爽やかポップスです。

ちなみにそっちの作詞は松本隆。それもすごい話だが。

こっちはTommy February6のプロデュース。

元々は隆のために作られた曲。そういえばトミーって今何してんだろうな。

ダンスはキレキレなのにびっくりするほど足が短い。頭身アス比が狂っている。

最近のコラボだとtofubeatsとか。

去年にはレーベルを立ち上げて、「Like a Record round! round! round!」なるユニットで音源も出している。

KOJI1200の「ナウ・ロマンティック」のカバーと、オリジナル曲の「kappo!」。後者は隆作詞作曲。

「ナウ・ロマンティック」は原曲のほうが好き。

っつーか、この原曲も割と狂ってて、グラムロックというかニューウェイブというかニューロマンティックというか。良い時代だね、の一言。

びっくりなのは、これテイトウワ作曲なのよね。意外だなあと思った。

いまだはナウロマンティック～～

で、6月にはついに新しいアルバムを出す。うれしい。

こっちのアルバムには月曜先輩こと西寺郷太氏をスーパーヴァイザーに迎えているそう。（我が家には「郷太ショック」なる事件が過去発生しており、名前も顔も直視しづらいのだけど、それはまた別の話だ。）

とにかく、隆は過去も現在も、制作陣に持ってくる人のチョイスが何とも絶妙なのである。センスの塊なのである。

決して、芸人が片手間でやってる音楽じゃないから。全然違うから。

みんなもっと隆を聴いたらいいんじゃないか。

ひつじの