ひつじの

リハビリをしながら生活しています。

笑ってんじゃねえ2023

激動だったので振り返るぞ2023年。

 

 

私は今まで色々な仕事を掛け持ちして生計を立てていたわけだけど、専門職という名の自由気ままなアルバイター!結構しんどい!特にSCがきつくて、これでも結構良い感じに?仕事の内容も評価されて?大変な地区に飛ばされたりなどして、それでもまあ伸び伸びやっていたわけだけど、こんなに自分が消耗しながらも評価され嬉しい反面、でも立場は1年契約の非常勤だからいつまで経っても給料上がんないんじゃん!ってことにようやく気づき、ついに私も常勤の仕事に就いたのであった。それに伴う業務の引き継ぎに忙しく過ごし、新しい職場への不安を見ないようにしてた2022年度後半。

もう辞めるぞ!と清々しい気持ちでもあったが、やっぱりお別れは寂しいもの。特に長く面接に来てくれた方達との最後のセッションは毎回泣きそうだった。

最後だからとお手紙やプレゼントをくれたり、一緒に写真を撮りたいと言ってくれたり、今更ながらどれだけ自分が幸せに仕事してたかを知るよね。もちろん、私がやってあげてる、私がこの人を変えるんだなんて思い上がることは良くないのだけれど、所詮私なんて・・・って気持ちをどこかに抱えながら接してきたことを恥じたし、とても失礼なことをしたなってめっちゃ後悔した。

代わりがいないと言ってくれた方にも、新しい人との良い出会いがありますように、しんどいねーって笑い合える人がどうか側にいてくれますように、と祈るような気持ちの年度末だった。

 

そんなんで就職ですよ。この歳になって新卒の子達と一緒にオリエンテーションを受けるのは酷く苦痛であった。決められた手順に沿うだけの式典の類が一切ダメな私の性質も、私のモチベーションに大きく影響した。

反して職場の同僚さんたちはとても良い方達で、一緒に働きてえええええと思うような人ばかりであった。が、上司ガチャに失敗したことに、1週間目で気づき、先を思いやった。

これでも人を見る目でお賃金を稼いでいるのもあり、私の良くない勘は当たる。新しい職場は見事な地獄であった。あまり詳しくは言えないが、とにかくパワハラじみた嫌がらせがひどい。いっそぶん殴ってくれたら楽なのに。

早々にメンタルがやられてしまい、10年ぶりくらいの精神科。涙ながらに状況を伝えると、主治医も顔が引き攣っていた。お手本のような傾聴の中で「普通そんな人いませんよね・・・」と呟くのであった。

毎日ちょっとずつ削られていく。祈るように出勤しては、早く逃げ出したいと思ってた。で、もう無理!無理!死ね!と思い、ちょっと前から休職中の我が身。今はのんびり過ごしている。

史上最高に最低と思えた2023年だけど、ようやっと24時間五体投地のように過ごす日々から抜け出しつつあるので、思い出を振り返っていこうと思う。

 

なんだかんだで就職に伴う一番の不安は無事にフジロック休暇が取れるのかどうか、であった。我が家はフジロック中心に生活が回っているのである。私と同じく、いやそれ以上に上司にうんざりしている同僚の「いいよいいよ、たくさん休んじゃえよ」の言葉に甘えて休みを申請。何とか7月まで生き延びることを目標とした。

今年もキャンパー、当たり前に前乗り、前夜祭参加。何を思ったか全身真っ黒な服装で30℃超えの苗場に降り立つ私。テントを建て終えた後に脱水症状で死にかける。指先の感覚がなくなって身体の硬直が戻らない。汗が止まらない。

実は昨年末にも高熱からの脱水で一度死にかけている私なのだ。そのときは救急車呼ぶギリギリまでいった。

ヘナヘナ座り込む私は心配というよりも”どうしてお前は懲りないのか”と呆れた顔の主の人を走らせ、ポカリを買ってきてもらい、ことなきを得る。いやあ、死ぬかと思いましたよ。

ポカリ飲んだらすっかり元気。何年かぶりに喫煙者に戻ってしまった私はラッキーストライクを吸って「うま〜」と呟くのであった。前夜祭にも楽しく参加し、花火を背中にテントに戻った。

今年のフジロックは無理せず人目を気にせずイチャイチャはしゃぐことを目標にした。気合いを入れるために年甲斐もなく姫カット、前髪はぱっつん。痛々しいね。

AVALON付近の森が棲家。ルイスコール聴きながら眠るの最高に気持ち良い贅沢。ブラックミディは当時の私の感じにびたっとはまって超カッコ良かった。舞茸の天ぷらはどんなに列が長くても食べた方がいいぞ!

永ちゃんでタオルを投げるのは私の長年の夢であった。あんなに白スーツが似合う人って存在してるの?ずっと輝いて見えた。時間余らせまくって終演したのも余裕を感じて超良かった。

Fever333で始めようと思ったフジロック、職場で頼まれたグッズを買うために3時間も列に並んでいたため聴けず・・・遠くからSong2が聴こえてきて、フライングうーふーしてる!悔しい!ってなりました。

ヤードアクトも見られんかった。ドラゴンドラに乗ろうと思うとなかなか時間の組み方がね・・・ただドラゴンドラで向かう山の上はまさに天国なので欠かせない。ずっとゆらゆら、ぴょんぴょん。最高の自由。気温も低いから気持ち良い。チッチちゃんとさらばの森田さんを見かけたけど、流石にプライベートな空気すぎてお声がけはせず。

フジロックに来てあんまり音楽を聴かないという楽しみ方に落ち着きつつある。どこに行っても何かしらの音楽が流れていて、みんな楽しそうにしていて、美味しいご飯とお酒があって。でもずっとこのままっていうのも違う気もして。来年以降はどんな形になっていくんだろうね。

 

私の夏はフジロックでは終わらない!サマソニがあるっ!!!ブラーを見るまで死ぬわけにはいかないのだ。本当に好き、ブラー大好き。あんなに楽しそうにバンド演ってるおじさんたちを見て泣きそうな私。

にゅじちゃんたちも最高に可愛かったぜ・・・みんな妖精・・・キュンキュンする・・・ ヘインちゃん手足長い。ステージ映えする。ポージングが何から何まで完璧。歌声も良い・・・すっかりニュージーンズおじさんと化した私。でも他のKPOPがダメだ、にゅじちゃんたちが特別だなんて思ってなくて、他のKPOPだってすごく良いぜ。とにかくエンタメにかけられる金の額が違うんだよ、日本は衰退したんだよ。

ずっと見たいなーって思ってたTDCCも見れたし。サマソニお金あるんだなあ。でも、いつ来ても動線がうんこ。そして灼熱。ステージ間を移動しようとすると思ったよりも時間がかかって、思ったよりも消耗する。ビアリストックスは2曲しか聴けず残念。いつかワンマンに。

メンツがなぁって言ってた二日目も何だかんだ満喫。Snutsとw.o.d.が良かったです。インヘイラーは、うん、ボノの息子って感じ。私はいくつになってもTHE・UKって感じの音楽が好きだ。

サマソニの初日はホテルから電車とバスで移動したんだけど、こんなに楽しみにしてるのに、このまま線路に落ちたらどうなるだろうって頭によぎって、もうこの辺からダメでしたね。

 

音楽的には新しい発見はあまりないのだが、八十八ヶ所巡礼にはまってしまった。うーん、声がなぁ・・・とか言ってる場合じゃなかった。アル中の音楽って感じで、やつれた私の心に染みたわ。二日酔いの頭痛で死にそうな状態で聴くと超気持ち良いよ。ギターえげつな!と思ったら講師でしたか、ガチでしたか。どうしても年内にライブは見ておきたいなと思ったところに幻魔大祭FINALがありましたのでチケットを取りまして、行ってきました。最高。来年、日比谷でワンマンだそうで、早速申し込んだよ。当たると良いなあ。

一方で今年はミュージシャンの訃報が続いて辛かった。食道がんって知って、多分長くないんだろうと思った。フジロックのボードウォークに、亡くなったレジェンドたちの名前。鮎川さんに並んでアベの名前を見つけて、胸がギュッとなったんだった。

今も喪失感がすごい。チバが死んじゃったなんてまだ信じられない。現実味が無い。

 

今の私は上述のように休職しとるので、毎日本当に時間を持て余している。アマプラとかネトフリでアニメやドラマや映画を漁る日々。かと言って、何を見たら良いか分かんないんだよね、鬱の時って。どうしたら良いか分からない。神のカルマ状態。最新ビデオの棚の前で2時間以上も立ちつくす。

そうすると結局何をしてたかと言うと、競馬の予想ですね。クズだよー。これは既に私のルーティンなのですごいエネルギーを使うわけでもなく、毎週決まったスケジュールで進むから私には心地良かった。土日はずっと馬を眺め、月曜は反省会、週中に調教タイムを見て、金曜に枠を確認して印を打つ。競馬のことを語り出したらキリがないからやめておく。

今月の頭くらいからようやっと動けるようになって、ウマ娘3期見たり、アンナチュラルやMIU404見たり、どうせまだ働けねーし、と開き直って金髪にしてみたりした。”わざとこうしてる”感じがあると、人目も気にしなくて良い。少し外出しやすくなった。

ちょっとずつ、自分にとって大切だったものを取り戻しつつある。仕事以外に注げるエネルギーが無く、感性を刺激するものに対して鈍感にならざるを得ない状態がずーっと続いていたから、ちょっと回復してきた今は五感に入るあらゆるものが新鮮に思える。そんで、私ってこういうの好きだったんだよなーって思い直してる。

主の人とも今まで以上に仲良く過ごせている。結婚して8年?9年目?になるけど、今までで一番仲が良い気がする。毎日下らないことを言って、お互いにバカだなあと思い合い、たまにひっついたりする。血も繋がっていないのに、飽きもせず毎日一緒にいるなんて不思議だなあと顔を眺める。これからもお互いに一番都合の良い他人でありたいと思う。

 

この一年私に関わってくださった方もそうでない方も、どうか来年が良き年でありますように。